こんにちは!とむ子です。
嫌いな猫さんはいないんじゃないかと言われる「液状おやつ」。
我が家の茶トラ猫 ナナも例外なく大好きです。
50本入りの大きなボトルで購入してしまいましたが、獣医師から「液状おやつ」の注意点を聞いたのでちょっと気になっています。
目次
気になる成分
獣医師の話によると「タンパク加水分解物」という成分が気になると言います。
タンパク加水分解物は、スナック菓子、インスタント麺の粉末、焼き肉のたれ、シチューのルーなどに使われています。
いわゆる「うま味成分」として使われているものです。
「うま味成分」は中毒性があると言われています。中毒性というと、薬とか良くないイメージが先行するかもしれませんが、砂糖、ラーメン、小麦など、食品でも中毒性があることは多くの方が体感されているのではないでしょうか。
うま味成分の製造方法
うま味成分であるタンパク質加水分解物が、どの様に作られるのか見ていきましょう。
加熱処理
こわだりのラーメン屋などは豚骨や鳥ガラなどを何時間も煮て出汁(=うま味)をとります。
大量生産の加工食品を作るには現実的な製造方法ではありません。
酵素処理
酵素を使って分解させ、うま味となる原料を作ります。
これも時間がかかるので、大量生産の場合には適しません。
加水分解処理
塩酸を使って分解します。この方法でできた物が「タンパク加水分解物」です。
これは一番手っ取り早い手法ですので、最も採用されているうま味抽出方法です。
タンパク質加水成分の原料は2種類ある
タンパク加水分解物が一番使われている方法だと分かりました。
実はタンパク加水分解物には2種類あります。
原料が植物性か動物性か、です。
それぞれ見ていきましょう。
植物性の原料
大豆、とうもろこし等の油を搾った後のカスを高圧にかけた塩酸(または酵素)で分解します。
注目すべきは、この大豆やとうもろこしは非遺伝子組み換えである必要はない、という点。そのため、100%遺伝子組み換えの物が使われている可能性は大いにあるでしょう。
動物性の原料
処理方法は植物性と同じです。
原料は屠畜の際に出た血、皮、骨、じん帯、羽など。
!!!
そんな部分使うの!?と驚きました。
中国にはたった数年前まで人毛醤油(頭髪など人毛から作られる醤油)がありました。
>>wikipedia人毛醤油
つまり、人毛を処理すればうま味成分ができる様に、屠畜の際に通常は捨てる部分でうま味成分を作ることができるので、これらから作られていても全く不思議ではありません。
安価で提供されているものには、こういう事実がある事を知っていなければなりません。
こういう部分から作られたものを食べていると考えると恐ろし過ぎませんか!?
猫をとりこにしている理由
あれ?
猫さんは味覚ではなく、臭覚で食事をすると教わりました。
それなら、「うま味成分」である「タンパク加水分解物」は、猫さんをとりこ(=中毒)にしないのでは?と思いました。
確かに猫さんが夢中になっているのは、まず、匂いだと言います。
最初にこの匂いでひかれたけれど、と同時にこの強い「うまみ成分」を舌に感じ、その強い記憶が残ってしまったという事でしょう。
飼い主が「ちゅ~る」と言葉に出しただけで反応してしまう猫さんも多いと聞きます。
我が家の茶トラ猫ナナも、ちゅ~るを見せるだけで、手を出して自分の方に引き寄せてしまう程です。
条件反射で有名なパブロフの犬の実験があります。つまりこれと同じ反応が起こっているのです。
もはや、ちゅーる中毒と言えるかも!?
最後に
「液状おやつ」が嫌いな猫さんはいないと言われるくらいに猫さんを夢中にさせます。
喜ぶ姿が見たくて、おねだりする姿が可愛くて私も与えてきました。
しかし、原材料に含まれている「タンパク加水分解物」の原料、製造方法を知り、大変な衝撃を受けました。
「液状おやつ」は決して毒ではないと思います。
しかし、頻繁に与えようという気持ちは無くなり、今は週1~2本程度にしています(商品には1日に4本までとありますが^^;)
スナック菓子や加工食品を食べ続ければ良くないことは誰でも想像つきますよね。
猫さんの喜ぶ顔は見たいけれど、求めるままに与えて、健康を害してしまったら本末転倒。
猫さんとずっと一緒にいたいから、長生きして欲しいから、飼い主の私たちが気をつけてあげましょう^^
お読みいただきましてありがとうございました。
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