コロナ禍において、大手メーカー資生堂は手荒れに配慮した手指消毒液を開発し医療機関に提供してきましたが、販売してほしいという声が多くなり、2020年8月から一般発売されることになりました。
まずは東京都の店舗で限定発売となりますが、動向を見て販売エリアを拡大していく予定だといいます。
そこで、この資生堂の手指消毒エタノール液の
・価格
・ネットでも買えるのか
・なぜ手肌に優しいのか
等を調べてみました。
目次
資生堂 手荒れに配慮した手指消毒アルコールとは
一般発売される消毒液は「手指消毒用アルコール」という商品です。
（販売名はＳ 手指消毒用エタノール液）
2020年4月から医療機関に提供してきたものと同じ指定医薬部外品です。
（指定医薬部外品とは厚生労働省が許可した効果が期待できる有効な成分が一定の濃度で配合されているものです）
この資生堂の手指消毒用エタノール液は新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に開発され、細菌やウイルスへの効果が期待できるとされています。
（※すべての細菌、ウイルスに効果があるわけではありません）
有効成分はエタノール（アルコール）で濃度は76.9～81.4vol%。
厚生労働省が発表している「新型コロナウイルスに関するQ&A」でも「手洗いがすぐに出来ない状況では、アルコール消毒液（濃度70%～95%のエタノール）（※）も有効です」と言っているので、十分効果が期待できる濃度ですね。
(※) 60％台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70％以上のエタノールが入手困難な場合には、60％台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません。
参考：厚労省 新型コロナウイルスに関するQ&A
使い心地はサラッとした液体タイプで、すぐに乾く速乾性があるのも嬉しいポイントです。
資生堂 手指消毒用アルコール 手荒れしにくい理由
消毒の為にアルコール（エタノール）を使っていたら手荒れがひどくなったという人も多いですね。
その理由はアルコール（エタノール）は皮膚の油分を奪う作用があるからです。 その結果、手肌が乾燥して手荒れがひどくなるのです。
うるおい成分としてグリセリンが配合されているからです。
とは言え、極端に頻繁に使用する方などは、いくら保湿成分のグリセリンが配合されている手肌に優しい商品だとしても手荒れしてしまうのはどうしても避けられないと思います。
1日数回はハンドクリームでの保湿と並行して使うことをおすすめします。
資生堂 手荒れに配慮した手指消毒用アルコール 販売店は？ネットで買える？
やはり感染者が多いからでしょうか、東京の店舗から一般発売をしてほしいという要望が多かったそうです。
そこで、まずは東京都の化粧品専門店・ドラッグストア・総合スーパー・ホームセンター・スーパーマーケットで販売が開始されます。
その後、市場の動向をみながら販路を拡大していくそうです。
知人が住む、某下町の小さめの化粧品店でも取り扱うという情報がありましたので、お近くに化粧品や薬を扱うお店がある方はチェックしてみて下さいね。
（新たな情報が入ったら追記します）
残念ながら、現時点ではインターネットで販売される予定がありません。
（新たな情報が入ったら追記します）
資生堂 手荒れに配慮した手指消毒用アルコールの価格は？
手指消毒用アルコールはポンプ付きのもの、付け替え用の2種類あり、どちらも500ml です。
一般発売が発表した時も価格は未定となっていましたが、某化粧品店に聞いてみたところ、販売予定価格が分かりました！
店舗により若干異なるかもしれませんが参考までにどうぞ。
ポンプ付き 500ml : 900円
付け替え用 500ml：800円
最後に
資生堂は新型コロナウイルス感染拡大の抑制は人類が協力して戦うべき課題だとして、独自開発した処方の情報を他社へも開示しているそうです。
その他にも世界中で様々な取り組みをされていたり素晴らしい活動をされています。
今回ご紹介した手荒れに配慮した手指用消毒アルコールは、まずは東京都のみの販売となりますが、今後の販路にも期待したいですね。
辛い手荒れが良くなりますように。
