先日、手のひらの汗疱が治らないので再度受診してきた日記を書きました。
その際に、頭皮の猛烈な痒さについても相談してみました。
疾患名は脂漏性皮膚炎でした。
手の疾患は「汗疱」→汗が影響。
頭皮の疾患は「脂漏性皮膚炎」→脂が影響。
この脂漏性皮膚炎の要因や気をつけることについて説明していきますね。
目次
脂漏性皮膚炎はどこにできるの?
頭や顔などの皮脂分泌の多い場所や脇の下などの皮膚が擦れやすい場所だそうです。
頭皮/髪の生え際/眉毛/耳の中・後ろ/鼻のわき/前胸/脇の下
私は頭皮が無性に痒かったのですが、言われてみれば髪の生え際、眉毛の上も無性にかゆいです。
脂漏性皮膚炎になる原因は?
残念ながら、原因は分かっていないそうです。
色々な要因が影響して発症・悪化すると考えられています。
脂の多い場所を好むカビ(真菌)の関与も注目されているそうです。
発症・悪化させる要因
ストレス/生活サイクルの乱れ・寝不足など/皮脂貯留(入浴不足・洗顔不足など)/ホルモンバランスの乱れ/食事の偏り(ビタミンB不足)/カビの寄生
アトピーでも同じ様なことを言われます。要因は人によって違う、ということですね。
治るの?
乳児は自然に治ることが多いが、大人は発症すると再発をくり返し、治るまでに時間がかかるそうです。
辛いですが根気よく治療を続けていきましょう。
日常生活で気をつけることは?
皮膚を清潔にする
毎日入浴する、低刺激性の石けん(シャンプー)を使って丁寧に病変部(頭部)を洗浄し、皮脂、鱗屑を取り除く。強くこすらないこと。入浴後、病変部に薬を使用。
ふだん、病変部を掻かないように注意する。
頭皮は顔の肌よりも、皮脂が3倍も活発といわれているし、皮脂が原因と言われれば、つい強い洗浄力のシャンプーにしたくなりますね。洗う手指にも力を入れてしまいたくなります。しかし、頭皮が清潔であれば良いのです。手肌に刺激の無い、マイルドなシャンプーで毎日優しく洗浄したいと思います。
あと、頭皮は顔よりも遠慮なく爪を立ててボリボリ掻いてしまいがちです。人為的なことで悪化させない様に注意しなければ。。。
食生活に注意
①ビタミンが不足すると皮膚症状があらわれるので、特にビタミンB群を多く含む食品を積極的に摂るようにする。
*レバー/しじみ/牛乳/卵/ほうれん草/トマト/キャベツ/椎茸などを積極的に。
②皮脂分泌を高めたり、皮膚に悪影響を与えるような食品を摂り過ぎないようにする。
*脂肪分/糖分/ナッツ/コーヒー/アルコール/香辛料などは控えめに。
③便秘にならないよう、規則正しい食事をし(排便の習慣をつける)、食物繊維の多いものを摂るなど気をつける。
*玄米/麦/豆/野菜/芋/海草/きのこ/こんにゃく/果物などを積極的に。
なんか、王道ダイエットのルールみたいですね。
私は②に注意が必要かも。コーヒー、アルコール、香辛料が大好き。。。
ストレスを避ける
ストレス、過労(睡眠不足)などは増悪因子になるので、規則正しい生活を心がけ、十分に睡眠をとる。
ん〜
私のストレスは飼い犬のナツオ君かな!?
石けんシャンプーの影響は?
最近、石けんシャンプーに変えたことを先生に話しました。それが合っていないことも考えられるか聞いたところ、その可能性もあるが、石けんシャンプーは一般のシャンプーより刺激が少ないはずだけどね、と言われました。
医師も、石けんは合成シャンプーより優しいという見解なんですね。少し安心しました。
処方された薬
アンテベートローション0.05%
1日2回塗ります。
ローションタイプの薬なんですが、ちょっとドロッとしたタイプなので残り少なくなると出し辛くなります。(なかなか出てこないので使いきってしまったかな?と思ってしまいます)
保管する際にキャップを下にしておくと中のローションが出しやすくなると薬局でアドバイスをもらいましたよ。
こんな風に逆向きに。
アンテベートローションの副作用や塗り方などについて日記を更新しましたので、よろしければあわせてご覧下さい。
→【脂漏性皮膚炎】アンテベートローションの副作用や塗り方について
脂漏性皮膚炎でお悩みの方に参考にしていただければ嬉しいです。
お読みいただきましてありがとうございました。