超敏感肌向け イチオシ化粧品

ステロイド混入!漢方の鶴薬局「ばらクリーム」私も使っていた!!


2016年5月、「ばらクリーム」と「三黄クリーム」とう保湿クリームに禁止されているステロイドが入っていたことが発覚し、販売禁止・回収指示が出されました。
「日中友好開発株式会社」という会社が中国で製造・輸入、同会社が経営する「鶴薬局」で販売していたものです。

健康被害発生の恐れもありうる、緑内障・白内障のおそれもあるという、大変重大な出来事だったのです。
→詳しい内容は東京都保険局のホームページで確認できます。

実は私はこの製品を数年にわたり使用していました。

今日は、こんな怖いこともあるんだよ、というお話しをします。

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販売者の鶴薬局とは?

仕事で知り合った女性が
すごく良い漢方薬局があるの。息子もすぐに良くなったから行ってみれば?」
と、紹介してくれました。

それが西新宿にある「鶴薬局」という漢方薬局でした。

ビルの入口でインターホンを押し、オートロックを開けてもらって入店するという不思議な形式の薬局でした。

今話題の(?)松居一代さん大絶賛の薬局でもありました。なんでも息子さんの重度アトピーがすっかり良くなったとのことで、店内に彼女からの年賀状なども掲載してありました。(今思うと個人情報つつ抜け)

 

私は漢方薬と、そして後にステロイドが入っていることが判明した「ばらクリーム」を塗るように言われ購入しました。

漢方とばらクリーム

病院で処方される漢方はたいてい顆粒になっていますよね。
鶴薬局で購入した漢方は自分自身で煎じるタイプでした。
部屋中が漢方の香りで充満する程、強烈なものでした。
私が湿疹・アトピーで悩んでいることを知っている家族も「そのにおい、なんとかならないの?」と眉をひそめていた程です。
2週間分で2万円くらいだったでしょうか。

「ばらクリーム」は安全なもので、顔にも体にも、どこに塗っても良いと説明されました。
ほんのりピンク色で、少し甘い香りがするクリームでした。
20gと小さく、3,000〜4,000円くらいでした。

はっきり言ってどちらも高額です。
でも、少しでも良くなるなりたいという気持ちで購入したのです。

 劇的に効いた

自分で煎じる漢方は、飲み始めてたった数日で痒みも赤みも無くなりました。

その後も症状が出て来た時に煎じて飲むとすぐに治るので常備しておきました。

漢方って長期間飲まなきゃ効かないものだと思っていたので、その即効性に非常に驚きました。ただ、私は胃が痛くなってしまうので、何回か飲んだ後に止めてしまいました。

 

「ばらクリーム」も本当に”よく効く”クリームでした。

塗った部分は、あっと言う間にむずむずが無くなり落ち着くのです。あんなに長年悩んでいたのが嘘の様です。

漢方ってすごい!!って感激しました。

私はこの「ばらクリーム」が手放せなくなりました。
化粧下地にしても良いとのことだったし、ハンドクリームにしたり、毎日使用していたのでした。
皮膚の薄い唇、まぶたにも塗っていました。

 

ヤフーニュースで知る

2016年5月、ヤフーニュースで、この驚愕の事態を知りました。

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「トリアムシノロンアセトニド 21-アセテートクリーム」という、日本では医薬品としての承認前例もないステロイドが「ばらクリーム」に入っているというのです。

まさか!!

と思ったと同時に「あぁ、やはりそうなのか、、、」とも思ってしまいました。
インターネット上で、ばらクリームにはステロイドが入っているのではないかという噂がたびたび上がっていたのです。
薬並みに”効く”からです。

すぐに私は鶴薬局に電話をしましたがつながりません。

ホームページには、回収をしていること、中国で製造した製品から該当成分が検出されたことが書いてありました(日本で製造したものには混入が見当たらなかったみたいですが、ほとんどは中国で製造・輸入していると思います)。

回収をしているので着払いで送ってとあります。
補償対象になるのは、現品を持っている人のみ
なのです。

私は少し前にクリームが無くなっていましたが、症状が落ち着いていたので数ヶ月購入していませんでした。

つまり、私の手元には現品が無い=補償対象外なのです!

鶴薬局から毎年年賀状も送られてくるし、私が購入していることは明らかです。

なのに、こういう事実が発覚したら知らぬ・存ぜずです。

なんて不誠実な!!

電話もつながらないし泣き寝入りするしかありませんでした。

 

最後に


漢方を選ぶ方の大半は、ステロイドばかり処方されることに不安を抱き、ステロイドを止めたいから選択するのではないでしょうか。

そして藁をもつかむ思いで、こんどこそって思いで鶴薬局へ行ったと思います。

それなのに「漢方」とうたって「ステロイド剤」を配合していたなんて酷過ぎます。

意図的であったなら言語道断です。

偏見はいけないけれど、中国製のものにはやはり疑いの目を向けてしまいます。

私は、中国とも関わる仕事をしていたのですが、中国は海外から輸入される化粧品や製品に細かすぎるほどの規制をかけます。なのに、国外に出してしまうものはどうでもいいのです。
売れるなら、利益になるなら消費者のことなんてどうでもいいのです。そんな事実も目にしてきました。(でも薬局だし、このクリームを信じてた、、、)

何年も前から消費者から疑問の声が多く上がっていたのに検査を先延ばしにしてきた日本の対応もがっかりです。今後は疑わしきものはしっかり検査をして欲しいです。

 

劇的に良くなるなんて化粧品があったら少し疑ってかかるのも大切だと思います。消費者センターなどにも相談するのもいいですね。そういう声が多くなれば、今回のケースの様に検査対象になると思います。

原産国・製造元・販売者をしっかり確認し、安心できるものなのか見極める力がますます必要になりますね。

お読みいただきましてありがとうございました。

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