こんにちは、とむ子です。
3月に花粉症アレルギーの検査をしました。
10月に入り、目も開けていられない位にアレルギーがひどいので再度検査をしました。
→ 春の検査の半年後、秋の花粉症アレルギー検査をした日記はこちら
その検査結果が出ましたので公表します。
目次
検査項目
検査項目は11種でした。
『吸引系』
ハウスダスト1
ヤケヒョウダニ
ネコ皮屑
イヌ皮屑
カビ
ハンノキ(属)
スギ
ヒノキ
ブタクサ
ヨモギ
カモガヤ
再検査の結果はこちら。ジャン!
反応が出ている順は以下の通りです。(かっこの数字は測定値)
ヤケヒョウダニ(18.6)>ハウスダスト(16.5)>ハンノキ(5.04)>スギ(1.91)
半年前に検査した時は
ヤケヒョウダニ(56)> ハウスダスト(41.7)>ハンノキ(3.39)>スギ(1.98)
つまり、全く同じアレルゲンに反応しているという検査結果です。
ただ、測定値が大幅に違います。
測定値とは?
半年前
ヤケヒョウダニ(56)ハウスダスト(41.7)
今回
ヤケヒョウダニ(18.6)ハウスダスト(16.5)
この(かっこ)の数字が測定値で、IgE(特異的IgE)と呼ばれるものです。
その物質にどれだけアレルギーがあるかを示すものなのです。
要するに、この「IgEの測定値」が高いほど、その物質に対してアレルギーを持っている体質である、ということなんです。
私の場合、半年前と比べて、
ヤケヒョウダニは3分の1、ハウスダストは2.5分の1に減った!と喜んだのですが、
くしゃみ・鼻水・目のかゆみは半年前より圧倒的に今の方がひどい、、、
この状況からも分かる様に、測定値はあくまで目安なんです。
クラスとは?
7段階に評価分けされます。
0:陰性/微弱陽性
1:疑陽性
2:陽性
3:陽性
4:陽性
5:陽性
6:陽性
2以上のクラスになると、アレルギーの反応が起きる可能性が高いということになります。
数値が高くなる程アレルギーが強いことを示します。
しかし、あくまで目安です。
クラスが低くても反応が出る場合はあります。逆にクラスが高くても治療を必要としない場合もあります。
人には症状の出やすさ等の個人差があるので、クラス2でくしゃみが沢山出てしまう人もいれば、クラス6でも大して苦しくない人もいます。
つまり、2以上の数値が出たから治療をしなくてはいけない等という決まった数値ではないのです。
数値は変わる?
医師に「もう一生検査しなくていいからね」と言われました。
40歳を過ぎると抗体を作る力が弱くなるので、これ以上アレルギーが出ることは無いとのことなのです。
(お年寄りは花粉症にならないとはこのこと!?)
それはそれで嬉しいけれど、なんか複雑な心境 笑
IgEとは?
IgE(アイジーイー)は抗体のひとつで、体内で作られるたんぱく質の一種です。
アレルゲン(アレルギーの原因物質)が体内に入ってくると、敵だ!やっつけよう!
と、この「IgE抗体」というたんぱく質が作りだされます。
↓
このIgE抗体は皮膚や粘膜の細胞の表面にあるマスト細胞というものに巡り張らされます。
↓
再び、アレルゲンが体の中に入ってきます。
↓
マスト細胞にくっついた抗体にアレルゲンが結合します。
すると、マスト細胞から「敵がまた来たぞ!やっつけろ!」と化学物質が放出されます。
これが、くしゃみ・鼻水・皮膚疾患などのアレルギー症状として出て来るのです。
特異lgEと非特異lgEの違いは?
通常、アレルギー検査結果には2種類のlgEが記載されています。
「非特異lgE」 と「特異lgE」 です。
何が違うのでしょうか?
非特異lgE
非特異lgEとは、上記の様に個別に◯◯に反応していると調べたものではなく、
全体的にアレルギーが起こりやすい体質かどうか
を表したものになります。
私は測定値は101でした。
多い人だと1000を超えるそうです。
しかし、数値が低いからといって非アレルギー性体質とはいえません。
上記でお話しした通り、人には個人差があって、数値が低くても反応が強く出たりする場合があるからです。
現に測定値が低い私でも、常にアレルギー(軽いアトピーも)も出ています。
特異lgE
一方、特異lgEとは、ダニ、ホコリ、花粉など、特定の物質に対してアレルギーを引き起こすものを個別に調べた結果を指します。
すなわち、特異lgEは
何に対するアレルギーを持っているのか
を表したものになります。
個別に物質を判断するので、原因を特定することができます。
秋の花粉に反応していない
秋の花粉であるものには反応していない事が分かりました。
(やはり、イネも調べておくべきだったと後悔。。。)
ブタクサ(0.31)クラス0
ヨモギ(0.17) クラス0
カモガヤ(0.12)クラス0
秋の花粉に反応していないという事は、この辛いアレルギーの原因は、
ヤケヒョウダニ、ハウスダストだと考えられます。
↑こんなに項目あるなら、もっと調べて欲しかった、、、
一番嬉しかった事
実は、飼い猫のナナの毛に反応しているのではないかと疑っていました。
結果、ネコ皮屑の測定値は0.12。クラスは0。
つまり、猫アレルギーの心配は無いという事!
これは何より嬉しかった!
仮に猫アレルギーだったとしても猫を手放すなんて選択は無いのだけれど、多くの猫ちゃんに囲まれて暮らす夢がある私は、猫アレルギーがあるとすれば悲しすぎるから。。。
ずっと一緒にいられるよニャ?
猫アレルギーが無いと胸を撫でおろしはしたけれど、やはり気をつけていかなければならないと思う事、一番気をつけなければならない場所があります。
一番気になっている場所
我が家の猫は、人間のベッドの上が一番好きです。
専用のキャットタワーもあるのだけれど、1日のほとんどを人間のベッドの上で過ごします。
遊んで遊んで!としつこく訴えるのですが、主に遊びたがるのは人間のベッドの上です(床ではなくベッドの上で遊びたがる)。
夜は、眠たいよ〜 寝かしつけて〜とわざわざ呼びに来るのですが、その時も猫自ら人間のベッドの上に誘導して眠りにつきます。
この様に、常に猫がベッドにいるので、この場所にはホコリ(ハウスダスト)やダニの存在は無視できないと思っています(ホコリがあればダニは必ずいます)。
また、ダニは人間のフケやアカ、汗などがついているものをエサにします。
布団はまさにこれらが集まっている場所と言えるのです。
寝ている間にも恐ろしいことが
人は一晩で、就寝中に寝返りを数十回するといわれています。
ダニそのものは、繊維にしがみついているので(これも怖い)、人が寝返りを打ったくらいでは舞い上がりにくいと言われています。
しかし、怖いのはダニが繁殖してフンが増えると、人の寝返りや少しの風で舞い上がるのです。
ダニの死骸も繊維から離れているので簡単に舞い上がります。
この様に私たちはダニのフンや死骸を知らないうちに吸い込んでしまうのです。
そして、これがアレルゲン物質となってさまざまなアレルギー症状の原因になるのです。
医師に勧められたドライヤーでの乾燥は危険が伴うので、別の対策を考えています。
対策の種類としては、布団乾燥機の導入、布団の丸洗いクリーニング、布団専用の掃除機などがあると思います。
検査は自宅でもできます
私は半年前と結果が変わりませんでしたが、検査を受けて良かったと思っています。
アレルギー検査の結果が全てではないけれど、高い確率で原因物質を特定できたからです。
私の様に原因が分からずに、何だか調子が悪くて悩んでいる方は検査を受けてみるのをオススメします。
原因が全く分からないで臆病になるより、ある程度予測がつけば回避・対策ができます。
自宅でlgE検査ができるキットもありますよ。
アレルギー検査36項目 IgE抗体 郵送検査キット36項目(食物アレルゲン20項目・花粉アレルゲン8項目・環境アレルゲン4項目・その他アレルゲン4項目)の検査をしてくれるのです。
36項目のlgE抗体をいっぺんに検査できるのはなんとも嬉しい!
(私も検査して欲しかった。。。)
指先に針をちょっと刺して、数滴の血液でOkというのも、採血が苦手という方でも安心ですね。(自分で刺すのがちょっと怖いなら家族に刺してもらう!?)
結果は、医療機関と同様の報告書が郵送されてくるので安心です。
以下の方にも向いているのと思います。
・医療機関に行くのが面倒
・近隣に検査をしてくれる医療機関がない(36項目いっぺんにできる医院がない)
・採血(注射)が苦手(私は15秒くらいかけて血を抜かれました)
・子供が医療機を怖がってしまい検査が難しい。
最後に
半年前に受けたアレルギー検査に加え、今回3項目を加え再検査しましたが、アレルゲンの種類は同じでした。(ヤケヒョウダニ、ハウスダスト、ハンノキ)
年齢のせい(オーバー40歳)と、前回の検査から半年しか経っていないので大きな体質の変化がなかったのかもしれません。
医師には年齢を考えると、もう変化はないから一生受けなくていいと言われましたが、逆に受けてみたくなりました 笑
アレルギー検査では、詳細な測定値も出ますが、神経質になるほど重視しなくていいと思います。
◯◯物質より△△物質の方がX倍くらい私は強く反応するんだな、程度でいいのではないでしょうか。
数値XXXX以上だと治療が必要、XXX以下だと不必要という線引きもないので。
今回あらためてアレルゲン物質(ヤケヒョウダニ、ハウスダスト、ハンノキ)が特定できましたが、私はそのアレルゲンがあると考えられる布団のホコリ・ダニ対策に注意を払っていこうと考えています。
今後、その実践日記も書いていきますね。
アレルギーで悩んでいる方が少しでも楽になります様に!
お読みいただきましてありがとうございました。
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