昨日、手荒れ・手湿疹があっても使える日焼け止めのご紹介をしました。
→ こんなUV製品みたことありますか?手につかずに使える日焼け止めの日記はこちら
ご紹介したパウダーの日焼け止めは直接手につきませんし、界面活性剤も油も入っていないので塗った肌への負担は少ないですが、もっと負担をかけたくないなら物理的に紫外線を防ぐしかありません。
日差しから物理的に素肌を守るものは、日傘/帽子/ストール/サングラス/マスク/手袋
などがあります。
ここではロング手袋(アームカバー)についてお話しします。
目次
ロング手袋(アームカバー)の選び方
私も、手荒れ・手湿疹に悩む方は冬でも夏用の手袋がおすすめと書いた日記の手袋をほぼ毎日使っています。
日差しが強烈になってきて、腕の日焼けも気になってきたのでロング手袋も購入することにしました。
売り場に行ってビックリ。
手首までの手袋よりも、ロングタイプの手袋の方がデザイン、色、素材が沢山ありますね。
種類が多過ぎて選べません。
様々なサンプルを試着してみましたので、選び方をご紹介したいと思います。
長さ
ロングタイプと言えども、長さも色々あります。
私はお店を2軒行きましたが、約45センチ、50センチ、60センチ、70センチがありました。
全長60センチ程度あると半袖の袖辺りまで来るので、その長さ以上のものを選ぶと紫外線を防御するには最適かと思います。
指無し?指あり?
指無しタイプ:細かい作業もできます。スマホも操作できますね。室内で取らなくても違和感がないです。
指有りタイプ:指先まで紫外線を防御できます。蒸れやすいですが、裏がメッシュタイプを選べば解消できます。
同じデザインでも指有りタイプより指無しタイプの方が売れていました。
素材
涼感素材、綿、シルク、ポリエステル、珍しいものでは竹というのもありました。
手荒れ・手湿疹に悩む場合は、やはり天然素材がおすすめです。
靴下の様に地が厚いものもありますが、見た目をすっきりさせたい場合は薄手のものがいいですね。
この時も夫と買いに行ったのですが、私は素材を色々見る前に、天然素材の手袋=綿という固定観念で、綿カテゴリーの中で比較検討していました。
そんな私に「シルク素材の方がもっと肌に優しいよね?こっちから選んだ方がいいんじゃないかな?」とアドバイスをくれました。
「でもシルクって高そう。。。」と悩むいう私に
「少しくらい高くても刺激の無い方を選ぼう」と言ってくれました。
私より素材の大切さを気にかけてくれて、一緒に真剣に選んでくれたことに感激しました。
そして、シルクのロング手袋(アームカバー)を購入したのでした。
手の甲までしっかりカバーできます
手のひら側には滑り止めがついています
UVカット率
日よけ製品のほとんどにはUVカット率が表示されています。
白系より黒系の方がUVカット率が高いです。
私が購入したシルクの手袋にはUVカット率の記載はありませんでした。
しかし、シルクの特性を知っていますので心配はしていません。
シルクの特性を後述します。
シルクの特性
・紫外線カット率は約90%以上
・綿に比べて約2倍紫外線をカットする
・肌触りが優しい
・汗をかいても素早く吸収・発散してくれるので蒸れにくい。
・サラっとなめらかな肌触り
シルクがひんやりする理由
この手袋、つけた瞬間にひんやりするんです。
物に触れた時にひんやり感じるかどうかは、その物の熱伝導率に関わっています。
どういうことかというと、石や鉄に触れるととても冷たく感じます。
これは熱伝導率が非常に高いからです。
熱伝導率が高ければ高い程、人から物へと熱が移動するため、ひんやり感じられるのです。(接触冷感といいます)
繊維素材 | 熱伝導率 |
麻 | 0.63 |
綿 | 0.54 |
絹 | 0.44 |
羊毛 | 0.37 |
空気 | 0.2 |
参照:トスコ株式会社
http://www.tosco-net.co.jp/tosco/kinou/kinou2.html
上記の通り、麻や綿の方が接触冷感が高いです。
それなのに何故シルクのロング手袋が一押しなのかと言うと、やはり「なめらかな肌ざわり」ということにつきます。これは、麻や綿では味わえないと思います。
あと、綿100%だとくり返しの洗濯でクタッとなってきたり、毛羽立ち・毛玉が出てきそうな予感。現に私が使用している手首までの手袋も、ちょっぴりクタクタになりつつあるので、これがロング手袋だったら見た目が残念な感じになりそうです、、、
シルクって家で洗えるの?
着物とかドレスとは特別な衣類は別ですが、手頃なものは「ウォッシャブルシルク」=洗えるシルクが多くなっています。
家庭で水洗いしても色落ちや縮みが少ない加工がされているのです。
私も洗濯機で洗ってしまってますが特に問題は起きていません。
100均で充分なんじゃないの?
100円ショップでも販売されていますね。
そのほとんどがポリエステルだと思います。
ポリエステルは暑いです。
蒸れます。
そして静電気もおきます。
ですので手湿疹・手荒れで悩む方にはおすすめはできないです。
繊維も進化したものが日々登場しています。
ポリエステルの繊維自体は水分を吸収しませんが、その特性を活かして作られた即乾機能を持ったものなどあり、私も目を奪われることが多々あります。
でも、その素材は乳幼児に使われているかな?
と考えるようにしています。
機能的であっても、やはり肌に触れるものは天然素材の優しいものを選びたいと思っています。
お読みいただきましてありがとうございました。