こんにちは、とむ子です。
藤田嗣治(ふじたつぐはる)展に行ってきました(東京都美術館)。
彼の作品は猫が多く登場することでも有名です。
「僕は猫を友達としている」と言うくらい猫好きだったそうです。
これはもう、猫好きとしては絶対に観ておきたい展示会ですよ^^
目次
没後50年 藤田嗣治展
藤田嗣治(レオナール・フジタ)とは
藤田嗣治(ふじたつぐはる)は明治半ばに日本で生まれ、40年以上をフランスで暮らした画家です(1886-1968)。
晩年にはフランス国籍を取得し、カトリックの洗礼を受けて「レオナール・フジタ」
となりました。
「乳白色の下地」の独特の色使いが彼の代名詞といわれています。
オダギリジョーさんが藤田嗣治(レオナール・フジタ)を演じた
映画「FOUJITA」も話題になりました。
丸めがねにおかっぱ頭、そしてちょび髭という独特な風貌でも有名ですね。
藤田嗣治展のみどころ
藤田が世を去って50年目という節目で開催されています。
会場は東京、京都の2会場をまわります。
1. 質・量ともに史上最大級の大回顧展
2. これまでにないスケール。欧米の主要な美術館から作品が来日
3. 藤田の代名詞と言える「乳白色の裸婦」10点以上が一堂に会す
東京:2018年7月31日~10月8日(東京都美術館)
京都:2018年10月19日~12月16日(京都国立美術館)
史上最大規模、日本初来日作品もあるので見逃すわけにはいきません!!
藤田嗣治展 行ってきた感想
私はまだ藤田嗣治氏を知らなかった頃、
彼の、パリの街、夕暮れで明かりが灯りはじめている風景画を観て、
なんて素敵な画なんだ!!と彼のファンになってしまいましたが、
作品名と所蔵先が不明で、ずっと探せずにいました。
今回の展示会でその作品に会えるかなと期待していましたが、
残念ながらそれは叶いませんでした。
でも、同じくらいに美しい作品や、普段は公開しないであろう個人所有の作品など、
本当に貴重な作品をたくさん観ることができました。
美術展では必ず音声ガイドとともに周るのですが、
藤田が残した言葉も多く語られていました。
自由気ままに生きていた人なのかな?と勝手に思っていましたが、
戦争画を描くことを余儀なくされた時代や、
日本社会から認められることがなかった等、多くの苦悩があったことも知りました。
作品には猫さんが本当に多く登場しています。
彼は猫を本当に愛していたんだなということが伝わってきます。
猫がたくさん出てくるので嬉しさ倍増します!
藤田のファンでなくても猫好きさんなら、
きっとニヤニヤしてしまうはずですよ^^
展覧会グッズ
グッズも見逃せないですよね!
注目は、この展示会の為に、しりあがり寿さんが描いた作品です!フジタ画伯とねこ人形は特に大人気で、私が行った時は品切れでした 泣
展覧会グッズは場内でしか購入できないので、
限定グッズをゲットしたい方は事前に在庫があるか確認してから
来場をおすすめします(再入荷日を教えてれます)。
しりあがり寿さんの作品は、この他にもアクリル素材のキーホルダー、クリアファイル、
缶バッチ、ハンカチなどもありました。
上記写真の猫さんは、藤田の作品にも出てきます。
クリップも販売されていて、赤ちゃんのスタイとしても使えるんですよ!
面白かったのは、桃屋のらっきょうが販売されていたことです。
藤田は桃屋のらっきょうの瓶に絵具を入れていたそうで、
今でもアトリエに残っているつながりで、
桃屋のらっきょうが販売されているというわけなのです 笑
その他、ポストカードや食品など魅力的なモノが色々ありました。
展示会に行けない場合の楽しみ方
残念ながら展示会に行けないという方もいらっしゃるかもしれません。
会場に行けなくても楽しむ方法がありますよ。
公式サイトの音声を楽しむ
藤田嗣治展の公式サイトで、音声ガイトと同じ声優さんが
彼の人生を3回にわけて紹介していますので確認されるのも良いですね。
音声ガイド特別編①
https://youtu.be/cBue1PK2tuQ
音声ガイド特別②
https://youtu.be/1MQYNcpydP8
音声ガイド特別編③
https://youtu.be/A8v3JXepWG8
没後50年特別版DVDで楽しむ
没後50年の節目で作成されたDVDが発売されています。
193点もの作品が収録されています。
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付録つきムック本で楽しむ
今回の展示会の代表作が掲載されたムック本も販売されています。
なんと!代表作をプリントした付録付き!
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2018年7月31日より東京都美術館で大規模な回顧展が開催される、エコール・ド・パリを代表する画家・藤田嗣治の画業に迫る、決定版ムックです!
代表作の掲載はもちろん、藤田が終生、創作における最大の秘密としてきた「乳白色の肌」の秘密を解き明かすほか、
エコール・ド・パリでともに研鑽したピカソ、モディリアーニなどの人と作品も掲載します。
特別付録として代表作「café」をプリントした、上品なトートバッグ付きです。
▲藤田嗣治の代表作「café」
作品を鑑賞できるだけではなく、
藤田の代表作がプリントされたトートバッグがついてるなんて素敵すぎますね。
正直なところ、美術館グッズはお値段もそれなりにしますが、
1500円で作品とバッグがついてくるのは破格と言えるかもしれません。。。
最後に
11月27日は、藤田嗣治の誕生日です。
なんと!
2018年11月27日、googleのホーム画面トップロゴが
藤田嗣治の作品 The Tailor’s Catになっていましたよ!!
世界のgoogle さんが、「この日は藤田嗣治氏で行こう!」
と選ぶなんてすごくないですか?
日本、ベトナム、スウェーデン、アルゼンチンなどでも
この画像が表示されている様ですよ。
ナイスセレクトですね!
▲2018年11月27日の画像
藤田嗣治展は、藤田嗣治が好きな方はもちろんのこと、
猫さん好きの方も楽しめる展示会だと思います。
是非、楽しんできてくださいね^^