春先になると決まって顔が痒くなります。
今回初めて行った皮膚科クリニックで「花粉皮膚炎」と診断されました。
花粉が皮膚に接触することによって生じる皮膚炎を花粉皮膚炎のことだそうです。
春先の顔の痒さや赤みは花粉のしわざだとは思っていましたが、ちゃんとした疾患名があるのは少し驚きました。
こういう症状になる度にどこの皮膚科に行っても毎回ステロイド剤を処方されてきました。
しかし、今回初めて行ったこのクリニックでは「顔にステロイド塗るのはやめておきましょう」「長期間顔に塗っても安心な薬があるからそちらにしてみませんか?」と提案して下さいました。
処方されたのは「プロトピック軟膏」という塗り薬です。
ステロイドしか使ったことがなかった私がプロトピック軟膏を初めて使った感想や、お子さんに使ってあげる際に、これはしない方が良いよ!という私の失敗談などが参考になれば幸いです。
目次
花粉皮膚炎でプロトピック軟膏を処方されました
私の場合は、痒みや赤みは目の周り、頬の外側、眉間に強く出ていました。
花粉皮膚炎とは、花粉が皮膚に接触することによって生じる皮膚炎のことだそうですが、なるほど、マスクをしても空気に触れてしまう部分ですね。
▲処方されたプロトピック軟膏
先生は「プロトピック軟膏は長期間顔に塗っても安心な薬」と言っていました。
とは言え、初めての薬というのはやはり心配です。
顔に塗るのでなおさらです。
プロトピック軟膏について、私が医療機関から受けた特徴を覚えている範囲で書きます。
・プロトピックは症状の無い部位には成分が浸透しにくいという特性がある。
・約80%の患者が痒み・ヒリヒリした刺激があり、1週間くらい続く場合もある。
・上記の刺激を乗り越えられればよい効果が期待できる。
プロトピックは症状の無い部位には成分が浸透しにくいという理由は、ステロイドは分子量が小さいので症状の無い部分に塗っても皮膚から体内に入り込んでしまうが、プロトピックは分子量が非常に大きいので、正常な皮膚には吸収されない(バリア機能が低下している部分しか吸収されない)ということだそうです。
プロトピック軟膏には小児用と大人用があるそうですが、違いは濃度だそうです。
ステロイドの様に、Strongest > Very Strong > Strong > Mildなど、強さを示すレベルはありません。
▶ 【マイザー軟膏】手湿疹・手荒れに塗るステロイドは怖いもの?
プロトピック軟膏を使ったら顔に副作用が出た
今回私が処方されたのは0.03%の小児用。
小児用と言っても大人にもよく使われているそうです。年齢によって一日に塗る回数(量)などの指示が変わります。私は1日2回の指示です。ワセリンなどの油性の保湿剤を付けてからプロトピック軟膏を塗るように言われました。
ただ、混ぜ合わせて塗ってはダメだそうです。そうすると効能が変わってしまうそうです。
調剤薬局で、最初から混ぜられてしまうケースも度々あるそうですので、ちゃんと確認しましょう。
▲白色ワセリンは別に処方されました
寝る前に塗ってみました。
痒み・ヒリヒリした刺激があると聞いていましたが、
うわぁぁぁぁぁぁぁ、ヒリヒリするぅぅ!!!!
塗ったところが、すごく熱を持った様に感じました。
この熱い、焼け付くような感じは10分~15分くらい続きました。
痒みも出てきました。
それは1~2時間続いたと思います。(搔かないこと。我慢。我慢)
寝る前に塗ったのに、しばらく眠れませんでした^^;
プロトピックはステロイドの様に皮膚が薄くなったりという様な副作用はないそうですが、この焼け付くような感じや、痒みなどの刺激、これこそがプロトピックの副作用ということです。
私の場合、このプロトピックの「副作用」は4日程続きましたが、塗って5日目くらいには自然になくなりました。
この刺激に耐えている子供は偉すぎます。。。
プロトピック塗ってお風呂に入るのはおすすめしません
私はプロトピックを初めて使いだしてから5日位で慣れましたが、プロトピックを塗った後の焼け付くような感じに耐えられなくて「やってしまった失敗」があります。
これはしない方がいいよ!
という「悪い例」をご紹介しておきます。
・お湯で顔を洗った⇒ 顔から火が出るかと思う位に熱くなった。
・ピリピリが辛いのでシャワーを浴びた⇒ ピリピリ感が、すごい痛さに変わった。
お気づきになったかもしれませんが、「あたためる」と刺激が強くなってしまうのです。
ですので、プロトピックを塗った時は、お風呂で急激に温まったり、お湯を使ったりしないことをおすすめします。
プロトピック軟膏 かゆみ 痛み ヒリヒリの対処法
プロトピックを初めて使い始めた時は誰でも刺激がある様です。その刺激も一週間程でおさまるはずですが、できれば少しでも刺激を和らげたいですよね。
私が実際に行って、少し和らいだ方法をご紹介しておきます。
個人差はあると思いますが、刺激が少し「マシ」になると思います。
・狭い範囲からはじめていく
・プロトピックを塗る前にワセリン等の油性のものを塗っておく
・刺激を感じる部分をうちわ等であおぐ
・冷たいタオルで冷やす
顔に症状が出ている方は、首にも出ているケースが多い様です。
首の刺激というのは顔の十分の一だそうです。ですので、まずは首から塗って慣らしていき、徐々に顔へと範囲を広げていくのがおすすめです。
プロトピックを塗る前にワセリン等を塗る理由は、直接的な刺激にならない様にワセリンなどでクッションの役割をさせるためです。
ですので、最初からプロトピックとワセリンを混合してしまうと、このクッションの役割が無くなって意味がなくなってしまうということですね。
私はもう慣れたのでワセリンを塗らずにプロトピックを肌に直接塗っていますが、刺激は全く感じません。
最後に
プロトピック軟膏を初めて使い始める時は、誰しも1週間くらいはかゆみがでたり、ほてり感、ヒリつきなどの刺激感が起こる様です。
この「副作用」がきつくて途中で使うのをやめてしまう人もいるそうですが、最初の1週間だけの我慢です。気づけば、あの焼け付くようなチリチリ感がなくなってる!となっていると思います。
なんだか、プロトピック軟膏への恐怖心をあおる様な感じになってしまいましたが、もっとすごい刺激のものありますから^^;(それが何かは、下のP.S.見てみて下さいね)。
最初は辛いですが一緒に頑張りましょうね!
私の経験がお役に立てば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
P.S.
プロトピックより、
ヒャぁぁぁ!!!助けて~!!!
というくらい断然刺激のあるのは「サカムケア」^^;
▶ 液体絆創膏サカムケアは超しみるけどひび割れには最強!