こんにちは、とむ子です。
母の日に、こんな和菓子を見つけました。
左上からカーネーション、ありがとう、おかん!
可愛いな~。
遊び心があっていいですよね。
和菓子を作ることは昔から憧れでした。
あんなに美しい、四季まで感じさせてくれるものをお菓子で表現してしまう。
日本人の美意識はなんて素敵なんだろうと思います。
美しい和菓子を作る人になりたいと思いはじめました。
老舗の和菓子屋でアルバイト
和菓子に興味を持った私は、老舗の和菓子屋でアルバイトを始めることにしました。
気になっていた店があったのですが、特に求人している様子がありませんでした。
思い切って電話で問い合わせをしたところ、あっさり
「いいですよ。面接に入らして下さい」と言っていただきました。
働くなら自分が好きだったり、憧れの店の方が断然いいですよね。
気になる店があるならダメモトで当たってみて下さい。
私は販売職で採用していただきました。
勤務初日には、普段は関西にいらしゃる社長さんが東京にいらして、私たった一人、しかもアルバイトの私の為に自ら製造現場を案内してくれました。
「興味があったら、今後和菓子を作る部門にも行くことはできるから遠慮せずに言ってね」
とまで言って下さいました。
更に社長さんは
「アレルギーとかは無い?手荒れとかあると作業が辛くて可哀想だからね」
と心配をしてくれました。その時の私は手荒れ・手湿疹はかなり落ち着いていた時期だったのですが、製造をしたいが為に、少しだけ荒れた手を隠して
「大丈夫です!」
と答えた記憶があります。でも、ちょっと不安でした。製造は手荒れ・手湿疹が悪化してしまうのか。。。と。
(ちなみに、販売でも紙を扱う機会が多い、天然の植物で飾り付けをする、抹茶を立てたり(洗い物あり)などがあり、手荒れ・手湿疹には悩まされました)
和菓子専門学校に通いながらアルバイトしている方も数名いました。勉強の内容など生の声を聞く事ができるのも良かったです。
メディアで活躍している先生のアシスタント
著書を何冊も出している和菓子の先生のスタジオでボランティアアシスタントをする機会を得ました。
インターネットで「和菓子 アシスタント」など検索していて見つけたものでした。
アシスタントだから一日洗い物。
ゴム手袋なんかしていられません。
そして業務用洗剤はやはり強い、、、
終わるころには、手肌はかゆかゆ、皮膚はボロボロ、赤く晴れ上がる、、、
後日、先生から契約社員にならないかというありがたいお誘いをいただきましたが、手肌がどうにもこうにも辛く、すごくすごく悩んで諦めました。
憧れの先生だったし、先生の作る和菓子はモダンで美しかったので本当に残念な決断でした。
将来メディアで作品を発表したい方などは、こういう先生に従事されるのが良いと思います。こういう求人はなかなかないのが実状ですが、意外なことに職安に求人を出すことが多いそうですのでチェックしてみて下さい。今はインターネットで求人票が見られます。
また、撮影では小物のスタイリングとかお茶を立てたりするので、そういう心得があると有利かもしれません。
和菓子職人が経営する和菓子教室へ
和菓子の世界観に憧れているけれど、私の手肌の状況では、「作る仕事」をするのは無理だと悟りました。
それなら趣味で作ろうと思い、和菓子教室を探しました。
カルチャースクールもあるけれど、私はその道を極めた職人から本格的な作り方を教わりたいと思っていました。
職人暦何十年で、賞を何度も受賞している先生から直接教えてもらえる教室を選びました。
和菓子のあとりえさんです。
この教室にも和菓子専門学校に通っていたり、和菓子店で働いているという方がちらほらいらっしゃいました。
さすが職人、現場の話をしてくれたり、ちょっとしたコツ、華麗なテクニックなど勉強になることが多かったです。
餡を炊くとか、カルチャースクールとかじゃ教わらないんじゃないかな。
作った和菓子を持ち帰ると家族がとても喜んでくれたり、
差し上げた先で「作り方教えて!!」なんて歓声をいただいたりと、私も毎度とっても嬉しく、あらためて和菓子の良さを確認する貴重な機会になりました。
しかし、和菓子は手指で直接作る繊細なお菓子。
手湿疹・手荒れのひどい私は、指で丸める作業とか、ちょっとしたことが辛く、次第に教室から足が遠のいてしまいました。
そして自分の使命を考える
美しい和菓子を自ら作る、という夢は諦めました。
手荒れ・手湿疹さえなければ、、、
と自分を恨んだことが何度もありました。
自分のやりたい事・目指す事が、手荒れ・手湿疹により諦めなくてはいけないなんて本当に悲しいです。
私は夢のひとつを諦めましたが、
同じ様に辛く、悩んでいる人と一緒に考え、少しでも有益な情報をお伝えすることが私の使命なのかもと思う様になりました。
まだまだ自分も悩む毎日で試行錯誤の日々ですが、これからもブログを通じてお役に立てる情報をお伝えできればと思っています。
お読みいただきましてありがとうございました。