こんにちは、とむ子です。
先日、「猫の老後ケア」と言うセミナーに行ってきた日記を書きましたが、その後、「ペットと共に生きる ネコ編」という講座にも参加してきました。
今回の講座で学んだ事を何回かに分けてご紹介していきたいと思います。
今回は完全室内飼育の猫さんの問題点などです。
「猫の老後ケア」セミナーに参加した日記はこちらです。
>>猫は病気を隠します。元気なふりをします。代表的な症状とサインを見逃さないで!
目次
ペットと共に生きる。ネコ編
さいたま市の公民館で行われた講座ですが、30名位の出席者でした。
先着順の受付だったので残念ながら参加出来ない方もいらっしゃったと思います。
しかもこの日は雨降りだったのですが、申し込み者全員出席とのこと。
公民館スタッフの方によると、雨だと出席率は6割になるのが一般的だそうです。なので、この出席率に驚いていました。
いかに皆さんが猫さんを大事に思っているかが分かりますね^^
講師は「猫の老後ケア」セミナーと同じ、獣医師の赤木みさき先生です。
完全室内飼育猫のストレス対応
現代は完全室内飼育が推奨され、ほとんどの猫さんはこの様な環境にいるかと思います。
完全室内飼育のメリットは、事故に合わない、病気をもらってこない、虐待に合わない等、猫さんの身を守る為にとても大切で快適な環境です。
しかし、完全室内飼育の場合、以下の問題点があります。
・運動量が少ない(行動範囲が狭いので運動量が必然的に少なくなる)
・ストレス(野生の感情を抑制しなくてはならない)
運動量に関しては、人間側が意識して、積極的に遊んであげる事が必要です。
メンタル管理
完全室内飼育の猫さんは、例えば、外の鳥を見ているだけしかない(野生本能で捕まえたい)等、いわゆる飼い殺しにされているストレスがあります。
ストレスが溜まってしまうと、猫さんは過剰な爪研ぎをしたり、自分の地肌が見えてしまうまで毛づくろいをしてしまう等の行動が現れることがあります。
対策を2つご紹介します。
・狩猟本能を満たせる遊びを積極的に取り入れ遊んであげる。
以前ご紹介した釣竿タイプのおもちゃは猫さんが大ハッスルするのでオススメです。
>>猫大興奮のオススメおもちゃ 生きてる鳥と勘違い?宙返りも見れるかも!
・リードをつけて、お散歩させてあげる。
猫さんがどうしても外にでたがる場合は一緒に散歩をしましょう。
その際は抱っこではなく、必ず猫さんの体を支えるハーネスタイプのリードを着用させて下さい。
犬に多い、首輪タイプだと、猫さんはすり抜ける可能性が高いです。
それどころか、首吊り体勢にもなってしまう可能性があり非常に危険です。
下の写真の様に、胴を支えるタイプを選んであげて下さいね。
太りやすい体質の猫種への対応
猫は種類によって体質は違い、どうしても太りやすい猫種がいるそうですが、完全室内飼育の猫さんは、運動量が少なくなりますので、肥満の傾向も高いです。
肥満は糖尿病になるリスクもありますので食事管理が大切です。
・ご飯の種類
・食事の回数
・食欲の管理
・まめな体重測定
などをしっかり管理してあげて下さい。
ご飯の種類
低脂肪や運動量が少なくなりがちな室内猫向けのキャットフードが多くのメーカーから発売されています。
味の好みもありますので、口コミを参考にされるもの良いと思います。
食事の回数
2〜3回/日の猫さんが多いかもしれませんね。
量を減らして回数を増やしてみて下さい。20〜30g減らすだけでも変わってくるそうです。
食欲の管理
・運動を増やす:食べることへの執着が少なくなることもあります。
・スキンシップ:必要以上の食欲はメンタルと関係していることがあります。
体重測定
猫さんは体重計に静かに乗ってくれません。
体重の測り方は、以下の日記を参考にしてみてください。
>>その手があった!猫の体重の測り方 自宅で簡単&仲良く測りましょう
運動能力が高い猫種への対応
猫さんはじっとしている動物だと思われがちですが、そんな猫さんばかりではありません。
高い運動能力を持った性質の猫さんは、毎日沢山の運動が必要です。
朝出て行って、夜遅くに帰って来るという飼い主さんも多いと思います。
高い運動能力を持った性質の猫さんや遊び盛りの猫さんは、待ってましたとばかりに遊びをせがみます。
あなたは疲れているかも知れませんが、猫さんはあなたと遊ぶのを楽しみに1日待っていました。
また、そういう性質の猫さんと家族になったのですから、これも飼い主の大事な仕事です。
是非たっぷり遊んであげて下さい。
以前ご紹介した釣竿タイプのおもちゃも猫さんが大ハッスルするのでオススメです。(人間は疲れないし笑)
>>猫大興奮のオススメおもちゃ 生きてる鳥と勘違い?宙返りも見れるかも!
猫さんは上下運動(縦の動き)を好みますので、そちらも意識してあげて下さい。
高さのある場所も好みますが、遊び場が何より安全であることを意識してあげて下さい。
最後に
人間側としては、大切な猫さんを危険な目にさらさない為に完全室内飼育を徹底したいところです。
しかし、猫さんは外の世界に永遠の憧れがあります。
これは猫さんの本能なので、その感情をいくら人間が抑えつけようとしても仕方がない部分はあります。
ですので、いかに人間が猫さんの本能を満たせてあげられるかが大切になってきます。
大切な猫さんと、ずっと一緒に暮らしていく為には、少しでも快適に、そして少しでもストレスを溜めない生活をさせてあげたいですね^^
お読みいただきましてありがとうございました。
関連記事
>>猫は病気を隠します。元気なふりをします。代表的な症状とサインを見逃さないで!
>>シニア猫は食事内容を変えるだけでは不十分!気をつけてあげたい事をご紹介