少し前になりますが、女性フォトジャーナリストYさんの講演会に行ってきました。
私はラジオ局Jが大好きで、ほとんどテレビは観ない(必要としない)生活をしています(逆に夫が大のテレビ好きなのでテレビがついている率は高いのですが笑)。
そのJ局にニュースを読み取り感性を伝えていく、という内容の番組があります。
ナビゲーターは曜日によって違います。
この女性フォトジャーナリストは水曜日を担当されています。
とても可愛らしく心地良い語口なんだけれど、キリッとした信念が毎度伝わってくる話手なのです。
自分より一回り以上も年下なのに尊敬・憧れる存在でした。
そんなご本人を見てみたい!なんてミーハーさもあったのです。
事前申し込み制だったのですが、会場には老若男女100名位いたと思います。
失礼ながら、事前申し込み制にするほど参加者はいなのでは?
なんて思っていたので意外でした。すみません。。。
最前列でお話しを聴かせてもらいました。
伝えることをあきらめない
というテーマです。
メインの取材先とされているカンボジアを始め、シリア、ウガンダ、そして東日本大震災での記録や現状をお話しいただきました。
途中、本当に胸が痛くて何度も涙が出そうになりました。
義理のご両親も被災されています。
彼女は私を泣かそうとしているのか?なんてすら思ってしまう位に辛いお話しもありました。
勿論そんな意図はなく、ありのままの姿を伝えてくれていたのですが胸が締め付けられる想いでした。
彼女は、こういった現状を目の前にして、写真家という自分は直接手助けできていない、現場を去らなくてはならないことに歯がゆい想いをされていたと言います。
自分が医者だったならば、自分がNGO職員という道を選んでいたなら、、、等と。
でもNGO職員の方から言われたそうです。
あなたは見た事や、彼らの活動などを撮り、持って帰って伝えることができる、と。
それは写真家だからできる事なんですよね。
役に立たない人なんかいなくて、
全部を担当できる人はいなくて、
人にはそれぞれ役割分担がある
という事です。
私も自分は何の役に立っているんだろう、と卑屈になる事があります。
でも、
人にはそれぞれ役割分担がある
これを心に留め、日々生きていきたいと思いました。
私に出来ることは何だろう。。。
やはり、
手湿疹・手荒れに悩んだ経験を活かして役に立ちたい
そう思います。
彼女の様に信念を持ち、人の気持ちに寄り添っていきたいです。